言語聴覚士になるには?社会人からでも遅くない国家資格の魅力
「言語聴覚士って素敵な仕事。でも、もう社会人だから無理かも…」
そう思っている方にこそ、ぜひ知ってほしいのが言語聴覚士という国家資格です。
実は、言語聴覚士は社会人からでも最短2年で国家資格が取得できる、医療・福祉の専門職。
進路に迷っている高校生にも、キャリアチェンジを考える社会人にも、今から目指せる現実的な選択肢なのです。
この記事では、言語聴覚士になるための方法や学校選びのポイント、進学ルート別のメリット・デメリットまで、やさしく丁寧に解説します。
言語聴覚士とは?国家資格を持つリハビリの専門職
言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)は、ことば・きこえ・飲み込みに関するリハビリの専門家です。
国家資格を持ち、病院や福祉施設、学校などで子どもから高齢者まで幅広い年代の方を支援します。
▼詳しい仕事内容についてはこちらの記事も参考にしてください
【進学ルート別】言語聴覚士になる方法とそれぞれの違い
言語聴覚士になるためには、厚生労働大臣指定の養成課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
主な進学ルートは以下の3つです。
(※筆者は現在、四年制大学の言語聴覚士養成課程に在学中です。そのため、専門学校(2年制・3年制)の具体的なカリキュラムや校風については実際に通っている方の声ほど深くご紹介できない部分もあります。
ただ、それぞれの学校にそれぞれの魅力と強みがあるのは間違いありません。
ぜひ、気になる学校の資料請求やオープンキャンパスに参加して、ご自身の目で確かめてみてくださいね。)
① 2年制専門学校(社会人・大学卒業者向け)
- 対象:大学・短大卒業者、社会人
- 取得までの期間:2年
メリット
- 最短2年で国家資格が目指せる
- 社会人向けカリキュラムあり(夜間・通信対応の学校も)
- 同年代の仲間が多く、切磋琢磨しやすい
デメリット
- 短期間での詰め込み学習になる
- 学費が高めな場合も(200万〜300万円が目安)
② 3年制専門学校(高校卒業後の進学に)
- 対象:高校卒業生
- 取得までの期間:3年
メリット
- 高卒から直接目指せる
- 実習や国家試験対策が充実
- 医療系専門職を早期から意識できる
デメリット
- 一般教養科目は少なめ
- 大学生活のような自由度は少ない
③ 4年制大学(幅広い学びを求める人に)
- 対象:高校生で進路をじっくり考えたい人
- 取得までの期間:4年
メリット
- 一般教養+専門知識をバランスよく学べる
- 研究職や大学院進学も可能
- 学生生活を楽しみながら学べる
デメリット
- 時間と費用がかかる(4年間で400万円以上かかるケースも)
🌱進路に悩む高校生のあなたへ
4年制大学の言語聴覚士養成課程ってどんな雰囲気?高校生のうちに考えておきたい大学選びのポイントって?
現役大学生の目線で詳しく解説した記事も近日公開予定です。公開後はここからリンクしますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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社会人から言語聴覚士を目指す人が増えている理由
言語聴覚士を目指す人の中には、30代・40代の社会人も少なくありません。
- 医療職に転職したい
- 子育て経験から子どもの言語発達に興味を持った
- 手に職をつけて長く働きたい
そんな思いから、キャリアチェンジを決意する人も多くいます。
2年制専門学校はそのニーズに応える形で、社会人向けの夜間部や学費サポート制度が整っているところも増えています。
国家資格だからこその安心感と将来性
言語聴覚士は国家資格であり、全国どこでも通用する専門職です。
少子高齢化が進む中、「ことば」「食べる」「聞く」といった機能のサポートができる人材は、今後ますます必要とされています。
- 病院
- リハビリテーションセンター
- 小児施設
- 特別支援学校
- 訪問リハビリ など
就職先も幅広く、年齢や性別を問わず長く働ける安定した職種といえるでしょう。
あなたに合ったルートで夢を叶えよう
「社会人だから今さら…」「大学に行ってないから無理かも」
そんなふうに思っていたとしても、言語聴覚士の道は、今からでも十分に開けています。
どのルートを選んでも、目的はひとつ。
“誰かの言葉や声、食べる力を支える”というやりがいのある仕事に就くことです。
ぜひ、自分に合った進学方法やライフスタイルを見つけて、一歩踏み出してみてください。
【まとめ】言語聴覚士は今からでも目指せる国家資格
- 言語聴覚士は国家資格を持つ医療・福祉の専門職
- 社会人からでも2年制専門学校で最短ルートが可能
- 進学ルートは「2年制」「3年制」「4年制」から選べる
- 就職先も幅広く、長く働ける安定職種
「言語聴覚士っていいな」と思ったその瞬間から、あなたの新しい人生が始まります。
迷ったら、まずは資料請求やオープンキャンパスから始めてみてくださいね。
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